ノンオプチカルお脳

特撮/映画/おもちゃに対する客観性無き壁打ち

ヒプノシスマイクにはまってるの話

こんにちは、トキ(@o_hirotoo_616)です

最近『ヒプノシスマイク』にハマりました~~~うぇ~~い


ヒプノシスマイク Division All Stars「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+」

 

現時点での感想を書き留めていきます。長い割にまとまりは無くなると思う

 

『音楽原作キャラクターラッププロジェクト』ことヒプノシスマイク。まぁ名前くらいはもちろん聞いたことがあったけど、あまりに別世界の存在なので触れる気は特になかった(後述)。それでも入った経緯としては、外出自粛期間中に度々誘ってもらった映画好きな人達とのZoom会で男女を問わず色んな人から薦められたから。僕以外全員履修してる回すらあった。信頼出来るオタクの人たちがここまで推すのだし、Twitterでたまにトレンド入ってた気がするし、そりゃま凄い企画なんだろうなと。

しかし自分、好きなキャラクターはウルトラマンと怪獣とスターウォーズetc。聴く音楽もほぼ特撮関連。つまり僕は未就学児童。家は『対象年齢3歳以上』の製品で溢れてる。これでいきなり10代以上の女性がターゲットの作品に馴染めるのか。食わず嫌いはよくないとは言え、わざわざnot for me率高そうな作品に突撃して「うーん…」で終わるのも悲しいしなー。カッコいい曲に出会えればまぁ良いか

とだいぶ身構えて向き合ったんだけど、スッと入れてしまった。スッとどころか普通にキャラが好きになって、コミカライズ買ってきて読んでる今。

 

■ドラパが熱くて爽やかでよき

そもそもだけど、歌を理解するのが苦手だ。職業柄?流行りの歌を一応さらってみたりもするけど、基本「右から左へ」だ。せいぜい3~4分くらいで完結してしまうモノから色んな意味性や物語を引き出し、堪能してる人たちは偉いと思う。無理。(特撮ソングは『約50話の本編』という濃厚な楽曲解説があるから聴いてられる。)

なので知らんキャラの歌をいきなり聴いてもまず頭に入ってこないと分かっていた。そんでドラパから攻めることにしたんだけど、これが多分よかった。王道スポーツ漫画の文脈そのもので気持ち良く聴けたのだ。正直もっと明確にイチャつくような感じかなぁと思っていた。

それぞれのチーム結成→日常のわちゃわちゃ→公式大会→たまに野良バトルでチームの枠を超える…という進行がわかりやすい。爽やか。熱い。イケブクロVSヨコハマのドラパで二郎と三郎が連携取るくだりとか、良い意味で予想を裏切らない。やってほしいコトを恥ずかしがらずにちゃんとカッコよくやってくれる作品は、偉い!!不遜は承知で言うと「あっ!そういうので良いです!あざす!」の連続だった。ありがてえ~~~。

もちろん、誰でも思いつくことを漠然と並べているのではない。チーム設計の巧みさが尋常じゃない。各チームが実に練られたパワーバランスの設計で、その設計そのものがチームの個性になっている。どこまでもバイオレンスに行っちゃいそうなヤクザと神奈川県警を食虫軍人でコミカルに落とし、愛嬌を残すヨコハマ。全員他人からスタートしてからめちゃくちゃ熱い結束が生まれるシブヤ…書けばキリがねえ~。ちなみに今気になっているのは、"師弟関係"を持ち込んだナゴヤにおいて一歩引いた天国さんが彼らとどう関わっていくのか。

…と、このチーム設計も結成→バトルor呉越同舟の各フェイズの爽やかさ、熱さを二重にも三重にも引き立てている。緻密な計算の果てに叩き出される王道だ。一番好きですそういうので良いです。(何でもかんでも別作品に例えるのもお行儀悪いのかなと思いつつ、緻密な王道系の大傑作『パシフィック・リム』のイェーガー・パイロット達を彷彿とさせる熱さを感じている)

細々としたディテールもしっくり来る。多分よく言われてることだろうけども、台詞の流れの中でマイクを取り出し起動する瞬間は特撮ヒーローの"変身アイテムを取り出して臨戦態勢を取る"に通じるカッコよさ。プレミアムバンダイで売ってくれや。

あと乱数はヒプノシスマイクのテクノロジーを地球にもたらした侵略者ヒプノシス星人だと割と本気で思ってたんだけど違った。

 

■楽曲の段積みの順序がよき

何度も言うけど、ドラパでキャラを掴んでから楽曲を聴く、という流れにしたのは自分的に正解だった。なるほどねそういうことね、キミは確かにそういう生き方だよね。いきなり歌詞の意味を理解するのは苦手だけど確認作業なら行ける。逆にちょっと「らしくない」ワードチョイスがあれば、その意図を自分なりに考えたり、と一曲ずつ地道に咀嚼している。noteとかの考察も読む。どこまで行っても良く出来ている。

で、作詞作曲も意識してみるようになったタイミングでDOTAMA、R-指定、Diggy-MO'とかが来た。さすがに知ってる、聴いたことある。R-指定とDOTAMAのバトルとか割と繰り返し観てた。アガる。ジャンルのど真ん中引っ張ってくるじゃん。『そうぎゃらんBAM』、ソロ曲で一番好きなやつだった。

加えて自分的にぐっと来たのが曲を出す順序。ソロ曲があって、満を持してユニット曲が出る…という流れが自分の中ではアベンジャーズ』シリーズの気持ちよさと全く同じだった。ディビジョンバトルで各チームが曲がりなりにも結束するタイミングでの収録というのも『そういうのでいいです!』だ。Division Battle Anthem+にももれなく興奮した。既存曲が新メンバー加入でアップデートされる盛り上がりは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の開幕から当たり前のようにスカーレット・ウィッチとファルコンがアベンジャーズの一員として戦っているときの興奮に近い。広がっていく世界観そのものをカッコよさに落とし込んで、叩き付けてくる。

次はどんな曲なんだろう。どんな側面が掘り下げられるんだろう。誰が提供するんだろう。きっとまた闘いにバリエーションが生まれ、世界が広がっていくのだろう。新怪獣や新フォームの発表を楽しみにするかのような期待感だ。あとなんかネタ曲で打首獄門同好会に参加してほしい。

~ ~ ~ ~ ~

そんな感じです。

『緻密な王道』系フィクション、これ一番好きな在り方なので、いや~良いもんに出会いましたって感じです。アベンジャーズを最初から追ってた身としてはリアルタイムで出会わなかったのを悔やんでます。ナゴヤ・オオサカのメンバー解禁とかさ、コミコンの新アベンジャーズ配役発表みたいに超盛り上がったんでしょ…

ということで次なる展開を楽しみにしつつ。"師弟関係"が好きなのとシンプルに4曲ぜんぶ刺さったのと、あとウルトラマンフーマと同じ声なので一旦ナゴヤを中心に応援していこうと思います。さっきTシャツとどいた。Figma出してー。

 

 

ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +

ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +

  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: MP3 ダウンロード